Jean-Philippe Viret Trio
Jean-Philippe Viret Trio (ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ)の『Etant Donnes』と『L'Indicible』を購入。もしかしたら我が人生で聴いてきた音楽で一番素晴らしいかも知れない。
もともとワタシはジャズをほとんど聴かないし、アドリブやインプロヴィゼイションにもほとんど興味がない。だがこのアルバムはどうだ。全編に漲る緊張と調和。ボヤボヤ聴いてたらコッチがアッという間に置いていかれそうなハイテンション。しかしその表面は湖面のように澄んだ佇まいを湛えている。きわめて静謐でありながら一瞬の緊張の緩みで世界が崩れてしまいそうな危うさを抱えている。
コントラバスのアルコを使った音色のチョイスと出音の素晴らしさ。聴く物の予想の斜め上を行くピアノの解釈。空間と同時に聴く者の心情をも掌握して支配するドラミング。
聴くたびに違う表情で聴く者を迎えてくれるのも嬉しい。
音楽をジャンルで語るのが本当にくだらないものに思えてくる。すべての音楽好きにオススメの一枚。いや、全アルバムがオススメ。
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